10年で総資産3000万円超|3人家族の家計管理、資産形成術

10年で作った資産は3000万円超。共働き40代夫婦と10代息子の3人家族。実生活から生まれた節約、貯蓄、家計管理、資産形成ノウハウを分かりやすくお伝えします。

タグ:教育費

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こんにちは☆のっち☆です。
以前の記事『超エリートのMさんが老後破綻した話』のように高収入でもお金に困る人生を送る人もいる中で、低年収で子供もたくさんいるのにお金に困らずに生活している人がいるのも事実です。この違いはどこにあるのでしょうか。
今回は世帯年収400万円で3人の子供を育てているFさんのお話です。金額だけを見ていると心配になってしまいますが、ご本人達からはどこかしら余裕すら感じてしまうご家庭でした。早速お話を聞いてみましょう。

私たちは職場結婚


私の名前はF。35歳。短大を卒業して地元(郊外)の老舗和菓子屋に事務で就職しました。20歳で就職して結婚したのが28歳のとき。職場の上司で7つ歳上の彼と結婚したんです。当時の職場は寿退社が当り前でしたから私もご多分に漏れず退社しました。そして、退社後は毎日、夫のお弁当作りや家事をして自然の流れでお金のやりくりも私が管理するようになったんです。

老舗和菓子屋といっても給料は本当に安いんですよ。結婚当時の夫は入社13年目の35歳。経理担当で役職は係長でした。そして、年収は300万円。そんな年収なのに寿退社が当り前の社風というのも今となってはひどい話だなぁなんて思いますが、この会社は借り上げ社宅制度があるんです。この制度を利用すると毎月の住宅費は15000円で駐車場付きです。年収300万円だと毎月の手取りは17万円くらいです。そこから生活費を引いていきますから家計としてはあまり余裕がないように思うんですが意外と貯金はしっかりできるもんなんです。

当時のわが家の家計内訳はこんな感じでした。


[収入]
夫(35歳)
17万円(ボーナス手取り40万円)
妻(28歳)
0万円

[支出]
住居費
15000円
水道光熱費
15000円
食費
30000円
雑費
5000円
通信費
10000円
ガソリン代
10000円
保険代
5000円
夫小遣い
20000円
妻小遣い
10000円

合計
120000円

[貯金]
毎月
5万円


お金が必要のない夫


ご覧いただければお分かりの通りわが家の収入は低いんですが住居費が格安なために十分暮らしていける家計なんですね。だって、手取り17万円なのに毎月5万円貯金できるわけですから貯金比率は29%です。収入が高いわけでもないのに約30%もの金額が貯金できているんで結構満足しているんです。ただ、私自身すごく節約に励んでいるわけではないんですよ。

支出が少ない理由は住居費以外にも夫の小遣いが2万円で済んでいることが大きいんですよね。私が専業主婦で夫も内勤職なので、前の日の夕飯に作ったおかずを中心にお弁当を作って持たせています。それと、夫はマイカー通勤なので突発的な夜のお付き合いもほとんど無くタバコも吸いませんから、これと言って出費するものが無いんじゃないかと思います。

夫の趣味も釣りなんですが、道具も独身の時に買い揃えて今はちょこちょこ買い足している程度みたいだし、ファッションなどにもこだわりがあまり無いので私生活にもお金はかからないみたいです。それもあってか、夫から未だかつてお金に対しての欲を感じたことがないんです。結婚した今、わが家の貯金がどれくらいあるのかなんて知らないし興味もないんだと思います。

結婚時の所持金


そんなにお金に興味のない夫ですから独身時代に築いた貯金額ってすごいと思われますよね。いやぁ、実際にすごかったですよ。

7年前の結婚が決まった時にお互いの貯金額を確認しあったんですが、私が300万円で夫は1500万円。35歳で1500万円の貯蓄です。確かに彼は実家住まいでしたから、相当コスト安な生活ができたんだと思いますが、それは私も同じことです。私は毎月3万円の積立貯蓄を8年間継続しただけなんですが、夫はそんな計画的なこともせず、お金は必要な時に下ろすだけ。ですから、私が貯金額を聞いた時に彼は「そんなの知らないよ。通帳渡すから記帳してきて」って言うんです。

私が最初に心配したのは「この人、全部使っちゃっててお金ないんじゃないかなぁ」なんて思ったんですが、記帳し終わった通帳を見た時にその逆で本当に驚きました。見たことのない桁でしたからね。


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結婚相手が1500万円を持っていたなんて本当に羨ましい話ですよね。ましてや、年収300万円の彼が入社13年で貯めたんですから耳を疑ってしまいます。年収300万円、毎月にすると手取りで17万円くらいだったそうですから、実家住まいで趣味も釣りだけであれば可能なのかもしれませんね。ただ、浪費家夫婦のわが家とは確実に真反対のご夫婦ですね。
ただ、そんな倹約家のF家でも3人も子供がいるとだんだん厳しくなってしまうものなのでしょうか…


中編へつづく



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低年収 子沢山 教育費 倹約 貯蓄



前編からのつづき


結婚する時に夫婦合わせて1800万円も持っていたF家。すごいですよね。わが家なんて結婚時に二人共貯蓄ゼロで半年かけて慌てて挙式資金を貯めたんですから、スタートからして大違いですね。現在のF家はどうなるんでしょうか、早速、現在を見ていきましょう。

子供三人の教育費準備を始める


結婚して1年後(29歳)に一人目。3年目(31歳)に二人目。6年目(34歳)に三人目と3人も子宝に恵まれました。私も専業主婦だし、お互いの実家も近いから何かあると両親が手伝いに来てくれるんです。毎日賑やかで大変だけれども、昔から子供が好きだったし3人も子供がいるなんで本当に幸せですね。夫も休日は趣味の釣りに上の子を連れて行ってくれて、いろいろと遊ばせてくれるので助かります。

まぁ、子育ては大変だし、何よりもお金が心配ですよね。なので、わが家では一人300万円の学資保険に加入しています。万が一、夫に何かあっても子供だけは守らないといけませんからね。学資保険料は年間45万円ですが、ボーナスをそのまま保険の支払いにあてていますから、日々の生活は特に影響なしです。それと、児童手当を貰えているんですがそれはそのまま貯金へ回しています。児童手当を貰い始めからずっと貯金しておくと全部で200万円くらいになるらしいですからね。学資保険の300万円と児童手当の200万円で一人500万円の教育費を準備することを目標にすればちょっと安心できるのかなって思っています。

今の家計内訳はこんな感じです。


[収入]
夫(42歳)
23万円(ボーナス手取り50万円)
妻(35歳)
0万円

[支出]
住居費
15000円
水道光熱費
20000円
食費
40000円
被服費
10000円
雑費
5000円
通信費
10000円
ガソリン代
10000円
保険代
10000円
夫小遣い
20000円
妻小遣い
10000円

合計
150000円

[貯金]
毎月
8万円


ファイナンシャルプランナーも太鼓判の家計なんだそうです


ママ友にFP(ファイナンシャルプランナー)の人がいるんです。先日、お話をしていたら「一回、診断してあげようか」なんて言われたんで、知り合いなんでちょっと躊躇してしまいましたがこんな機会はめったにないなと思ってお願いしてみることにしたんです。

すると、「貯蓄割合も35%くらいできているから家計は健全だね」って言われたんです。やっぱり専門の人に診てもらって大丈夫って言われると本当に安心できますよね。これからも現状維持を頑張りたいと思います。

ただ、「会社の借り上げ社宅制度はいつまで継続されるの?」って質問されたんで「えっ!?ずっとじゃないかな」って答えたら、「万が一、社宅制度が廃止もしくは改悪されたら一気に家計破綻しちゃうから気をつけてね」って言われてゾッとしちゃいました。怖いんで夫にそれとなく会社方針を確認するように伝えて終わらせちゃったんですけどね。

倹約F家の貯蓄額


結婚当初に夫婦二人で1800万円も貯金があったわが家ですが、現在どのくらい貯まっているかと言うと2300万円です。この7年間で500万円を上乗せできた計算になります。その7年間には子供3人の出産や小学校入学などいろいろなイベントもあったので500万円も貯められたことは良くやった方だと思っちゃいますね。

夫の1500万円と私の300万円、そして夫婦二人の500万円。世間では年収600万円とか1000万円とか高収入のお仕事が溢れているのに、年収400万円と金額が低い夫だけの収入でここまで頑張れているんだから“幸せ”の一言ですね。


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42歳で年収400万円と決して高収入ではないF家ですが、お金を必要としない生活スタイルがベースとなって非常に健全な家計が構築できているようです。子供3人と子沢山のF家は人生の三大支出である住居費、教育費、老後費用をこのまま乗り越えていけるのでしょうか。


後編へつづく



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低年収 子沢山 借上げ社宅 昇格



中編からのつづき


住居費は会社の借り上げ社宅制度で上手に乗り越え、教育費は学資保険と児童手当の貯蓄で対策中のFさん家。計画通りにそのまま人生を突き進んでいけるのでしょうか…

夫が年収アップしました


あれから5年後。47歳の夫が昇格して課長になりました。年収も100万円アップして500万円になって生活もより安定してきた今日この頃です。

年収500万円となると毎月の手取りが28万円になり、以前と比べると5万円の収入アップですから自ずと生活は楽になっていきます。まぁ、わが家にとっては生活がラクになるというより貯金が純粋に増えていくだけなんですが…

なので、現在の家計内訳はこんな感じです。


[収入]
夫(47歳)
28万円(ボーナス手取り60万円)
妻(40歳)
0万円

[支出]
住居費
15000円
水道光熱費
20000円
食費
40000円
被服費
10000円
雑費
10000円
通信費
15000円
ガソリン代
10000円
保険代
10000円
夫小遣い
20000円
妻小遣い
10000円

合計
160000円

[貯金]
毎月
12万円


さらに昇格。借上げ社宅を利用できなくなる…


それから3年後。50歳になったタイミングで会社の組織変更があり夫が部長になりました。苦節28年、とうとう経理部長まで登りつめた夫の給料はグッと上がって年収700万円。ただ、長年利用してきた借り上げ社宅制度は部長という経営陣に仲間入りすることで利用することができなくなってしまった。あくまでも社員のための助成制度であって、経営者が私腹を肥やすための制度ではないからだそうです。

子供の年齢も14歳、12歳、9歳と大きくなって今の教育環境を変えたくないという思いから、借り上げ社宅制度が適用外とされても現在の賃貸住宅を夫名義で借り直すことにしました。と言っても家賃は8万円だから、今までよりも毎月6.5万円を持ち出す計算になる。年間では78万円を住居費で持ち出しになるけれど、年収が200万円上がったから生活には特に影響ないと思っているんですよね。夫としては責任が大きくなったのにそれほど生活に余裕が生まれないことにガッカリしている様子でしたけどもね。

教育費の波が押し寄せる


夫が部長になってから3年後。一番上の子が大学受験の時期になり、わが家にも恐るべき教育費の波が訪れました。高校3年生の春、夏、冬と予備校の集中講習へ参加するために毎回数十万円が出費されていきます。そして、大学へ無事に合格したとしても文系学部であれば毎年100万円ずつ学費がかかる計算になります。

わが家においては一番上の子と二番目が2歳違い。そして、二番目と三番目が3歳違いなのでしっかり準備していかないと教育費の荒波に飲み込まれてしまうわけですね。ただ、わが家では300万円の学資と200万円になった児童手当で一人500万円の教育資金ができあがっていたのと、子供全員が文系大学へ現役合格してくれたことで無事に乗り越えることができたんです。子供一人500万円の教育資金というと大層な金額ではありますが、300万円の学資保険を続けることについてはそれほど無理があることではありませんでした。そこに、児童手当を単純に上乗せしているだけですから苦労したというのはあまりないのが実感です。


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子供一人500万円の教育資金を準備するというのは難しいように感じてしまいますが、300万円の学資保険であれば年間約15万円です。そこに以前の記事『気づけばカンタン!誰にでもできる、教育費200万円を上乗せ貯蓄する方法』で紹介した通り、児童手当をすべて貯蓄しておけば200万円貯まりますから、それほど驚くような金額ではないかもしれませんね。
次回の完結編ではFさん夫婦の老後生活はどうなのか見ていきます。


完結編へつづく



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