10年で総資産3000万円超|3人家族の家計管理、資産形成術

10年で作った資産は3000万円超。共働き40代夫婦と10代息子の3人家族。実生活から生まれた節約、貯蓄、家計管理、資産形成ノウハウを分かりやすくお伝えします。

タグ:実践マニュアル

家計管理 実践マニュアル 家計費配分 黄金比率 家計費



前回までに「家計管理の本質」「キャッシュフロー表」について理解を深めていただきました。『過剰な節約・貯金は必要がないということ』『将来に起こるイベントをしっかり把握して資金面での対策をしっかりと行うこと』『資産は一つのカゴに盛らないこと』これら3点のポイントをしっかり理解することで難しく考えていた家計管理がスッキリしてくるのではないでしょうか。そして、今回からはより細かい内容へ入っていこうかと思います。

家計管理は1ヶ月単位での管理の積み重ね


みなさんが“家計管理”と聞くとまず思い浮かべることはなんでしょうか?
恐らく日々の食費であったり、毎月のやりくりであったり、貯金の仕方であったりでしょうか。ボクが前回までにお伝えしてきた内容は期間として「現在~65歳まで」と長いスパンでのお話をしてきましたが、これは大きな目標を把握した上で目の前の目標に掘り下げていくことが重要と考えているからです。将来向かうべき目標をしっかりと把握した上で「では今、何をやらなければいけないのか」を理解することが重要であり、即行動に移せる力が生まれますからね。

65歳までの長い期間の目標を達成させるのは1年1年の努力であり、その1年の目標をクリアするのは毎月の努力であり、毎月の目標をクリアするのは毎日の努力があってこそなんですよね。これはもう仕事の感覚と一緒ですね。

家計管理は『支出』を把握することから


では早速、1ヶ月単位での家計管理を実践していきましょう。
最初にやることは『支出』を把握します。以下の項目の月予算を書き出してみましょう。


住居費 →
食費 →
外食費 →
雑費 →
水道光熱費 →
自動車費用 →
通信費 →
子供習い事 →
保育園料 →
保険代 →
小遣い(夫) →
小遣い(妻) →



上記以外で支出している項目があれば追加して毎月の支払いをすべて書き出しましょう。
そして次に『収入』をすべて書き出しましょう。


給料(夫) →
給料(妻) →
児童手当 →



といった感じですね。
簡単なことですが、これがあなたの現時点での家計内容です。今の時点で「収入≦支出」になっているとしたら、相当覚悟して家計改善を図る必要があります。また、毎月は赤字でもボーナスで補填しているといった家計についてもNGだと理解しましょう。基本的に月収で1ヶ月の支払いすべてをカバーできるようにしなければいけません。

家族構成別の家計の黄金比率と比較してみよう


そして、別記事『万能な家計の黄金比率ってあるんでしょうか…』で紹介した家計の黄金比率に先ほど書き出したあなたの家計を当てはめてみましょう。この記事で紹介している家計の比率はあくまでもひとつの例なので絶対に守る必要はありませんが、その中の「預貯金」の割合は守って欲しい項目です。家計の詳細については家庭毎に様々な事情があって一律のものなんて作れるはずがありません。しかし、貯金の割合というものは「今、このくらい貯金しないと将来厳しい」といった数字を示していますのでぜひ参考にしてください。

例えば、夫婦共働きで小学生の子供が一人という家庭の場合、預貯金の割合は「23%」です。1ヶ月の世帯手取りが40万円であれば「92000円」を貯金します。そして、残りの308000円をその他の項目に割り振ればいいでしょう。また、キャッシュフロー表へ書き出した基本生活費の年額を落とし込んだ時に将来の貯蓄額が目標額に達していない場合も支出の見直しが必要になります。



いかがですか。
月々の生活費が見えたらまずはその生活費の年額を家計の羅針盤である『キャッシュフロー表』へ落とし込んでみましょう。その生活費がベースとなり、将来の生活費の予測が可能となります。リアルな生活費を入力すると多くの家庭では、子供が大学へ入学するあたりから赤字家計となり65歳時の貯蓄額がマイナスだったりすることがあります。見た瞬間はゾッとするはずですが、その将来を今見えたことが何よりも重要なんです。あとは一つひとつ改善していくだけですからね。


※家計管理実践マニュアル
 1.家計管理とは
 2.絶対に必要な2つの表
 3.金融資産管理表
 4.基本生活費の管理
 5.一時支出対策




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家計管理 ポートフォリオ キャッシュフロー 資金管理



前回までに家計管理の本質を理解して、キャッシュフロー表まで手に入れたあなたならこれから先はそのキャッシュフロー表を毎年、更新し見直しをかけていくことで年々家庭が所有する金融資産が膨らんでいくことでしょう。それだけ「キャッシュフロー表を作る」といったことは人生において大きな意味のあることなんだとボクは思います。
そして、今回は目標貯蓄額を追いかけた結果、予定通りに膨らんだ金融資産を管理する方法を伝授します。

金融資産表を作成しよう


前回紹介したキャッシュフロー表のサンプルには実はすでに組み込まれていますが、一番下段には家計決算した時点での金融資産を入力していきます。内容は下記のような感じです。

項目1年後2年後3年後4年後5年後6年後7年後
現金(普通預金)806884104128156158
  (定期預金)100200200200200300
株式(国内株)100100150200
  (投資信託)5050
その他
(貯蓄型保険)
100100100
合計資産額80168284404528656808


上図のように前回までに作成したキャッシュフロー表にこの“金融資産表”を追加しておきましょう。家計決算した時に毎年の貯蓄目標額をクリアできているかを確認するとともに所有している金融資産を種別ごとに管理することをオススメします。投資の格言で『卵は一つのカゴに盛るな』という言葉があります。要は、一所にまとめていると何かあった時にすべてがダメになってしまうということですが、この金融資産表で種別ごとに分けて管理することでそれを意識できるといった効果があります。
ちなみに、上図の金融資産詳細をご覧になっていかがですか?ボクとしてはとても現実に近い形の資産配分だと思います。わが家でもそうですが、徐々に所有額を大きくなっていくと色々な形で所有することになります。それらの割合を算出して偏りのないようにすることができるわけですね。

家計におけるポートフォリオ


みなさんはポートフォリオってご存知ですか?
いろいろな表現の仕方があって『資産構成』であったり『資産配分』であったり… 要は、総資産における金融商品の組み合わせとその割合のことをポートフォリオと言っています。

それを理解して先程の表を見てください。7年後の資産における各種別の割合は以下になります。


現金:458万円(56.7%)
株式:250万円(30.9%)
その他:100万円(12.4%)



このサンプルでは現金比率が半数以上であり保険も貯蓄型であるので元本割れリスクはほぼゼロ。元本が守られる資産が全体の7割近くであり非常に堅実なポートフォリオといえます。ただ、子供も小さく将来への備えが必要なためこれ以上にリスク資産への増資はなかなか難しいでしょうね。家庭環境からして適切な配分ではないかと思います。今後、総資産額が増え基礎体力が向上した際に新しい投資先を考えるのがベストですね。

…と言った感じで、ポートフォリオの診断もすることができるようになります。つまり、資産の全体像をも可視化することで冷静にポートフォリオまで分析が可能になるということです。



いかがですか。
今回は資産管理について書きました。個人的には資産額が500万円以上になるまでは純粋に現金資産で所有していれば良いのかなとも思いますが、資産額がそれ以上にもなるとこういった表がないと自分自身でも把握が難しくなってきます。あっちこっちへ預けていたり、新しく投資を始めたりと徐々に資産が分散していきますので、この『金融資産管理表』でしっかり管理することをオススメしますよ。


※家計管理実践マニュアル
 1.家計管理とは
 2.絶対に必要な2つの表
 3.金融資産管理表
 4.基本生活費の管理
 5.一時支出対策




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家計管理 実践マニュアル ライフプラン キャッシュフロー 表 



すでに“家計管理”というものを理解されているみなさんにはより実践的な内容に入ってもらいます。前回の記事で「家計管理の本質はライフイベントありき」ということが分かったと思いますが、今回はより把握しやすくするためのツールをご紹介します。

ライフプラン表を作ろう


家庭のライフイベントというものはみなさんの頭の中ではボンヤリと分かっているはずです。しかし、そのボンヤリとした状態が危険なわけです。「来年には結婚するぞ!」「3年後にはうちの子も小学生だなぁ」など近い将来はみんな見えているはずではないでしょうか。また、「10年後には家を買いたいなぁ」「老後の生活はお金に困らないだろうか…」など少し先の将来も夢や希望、不安としてお持ちだと思うんです。

それらの将来に起こる予定のイベントを一つの表として可視化するものが『ライフプラン表』です。この表には家族を時系列で並べて予定しているイベントを下記のように落とし込んでいきます。

家族の名前1年後2年後3年後4年後5年後6年後7年後
30歳31歳32歳33歳34歳35歳36歳
主任昇格
27歳28歳29歳30歳31歳32歳33歳
復職時短終了
第一子1歳2歳3歳4歳5歳6歳7歳
保育園
入園
小学校
入学


このライフプラン表はExcelで作成しましょう。列(縦)には時間軸、行(横)には家族を入れて、その歳に起きるイベントを書いていきます。そうすることで、これから先あなたの家庭で起きる出来事を目に見える形にすることができます。時間軸は年金が貰えるようになる65歳までで作成することをオススメします。

キャッシュフロー表を作ろう


『ライフプラン表』を作り上げると「将来のどのタイミングでどんなイベントがあってそれにはいくらくらいのお金を準備しないといけない」といった思考ができるようになります。家計管理を行う上ではそれらの見えている将来を時間軸とお金の側面でしっかりと把握しなくてはいけませんので、先程作ったライフプラン表の下部へお金に関する項目を追加していきましょう。イメージはこんな感じです。

項目1年後2年後3年後4年後5年後6年後7年後
収入(夫)300310350360370380400
  (妻)100150150150150150200
支出(生活費)300350355360365370380
  (一時支出)30
年間収支100110145150155160190
貯蓄目標(80%)8088116120124128152
貯蓄累計額80168284404528656808


まずは『収入』を書きます。特に注意したいのは手取り額で入力すること。実際に使えるお金(可処分所得)で考えなければこの表は絵に描いた餅になってしまいますからね。そして、毎月ほぼ定額が支出になる『生活費』と一時的な支出の『一時支出』に分けて入力します。生活費は食費、雑費、住居費、小遣いなどを一纏めの年額で入力です。家計費内訳についてはこの表に落としても良いですし、別表を作成しても良いと思いますよ。
最後に、収入と支出を差し引いた残額が『年間収支』です。理論的には貯金へ回せる可能額となりますが、そのままを貯蓄目標として置いてしまうと生活に余裕がなくなりますので80%程度を目標にして試算していきます。毎年の貯蓄目標額を累計していくと一番下段の数字になっていくというものです。

上記のサンプルでは僅か7年で800万円もの貯金が可能と出ていますね。こういった将来の貯蓄額が見えると貯蓄モチベーションが一気に高まる効果も見込めるわけです。また、65歳までの『ライフプラン表』を作ったのは現役引退するときの累計貯蓄額が分かるからです。老後資金に必要な金額が今のプランで達成できているかも一目瞭然なわけですね。



いかがですか。
まずはライフプラン表を作成して将来を可能な限り可視化、そこにお金の側面をプラスすると『キャッシュフロー表』が出来上がります。サンプルでは子供が小さい期間でしたが、これが高校・大学へ入学する時期のものになると教育費の一時支出が大幅に膨らんで赤字になる年度も出てきます。それを把握することが重要で、その年度は赤字になるからそれをカバーするために「今すぐ学資保険を始めよう」といった発想になるわけです。『キャッシュフロー表』のサンプルについては別記事『1年に一度の家計決算… 貯まる人の習慣とは』で紹介しています。

次回は積み上がった金融資産を管理する方法をお伝えします。


※家計管理実践マニュアル
 1.家計管理とは
 2.絶対に必要な2つの表
 3.金融資産管理表
 4.基本生活費の管理
 5.一時支出対策




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