10年で総資産3000万円超|3人家族の家計管理、資産形成術

10年で作った資産は3000万円超。共働き40代夫婦と10代息子の3人家族。実生活から生まれた節約、貯蓄、家計管理、資産形成ノウハウを分かりやすくお伝えします。

タグ:再就職

リストラ 外資系 子育て 教育費 再就職



前編からのつづき


学生時代から順調すぎる人生を歩むMさん。
年収1000万円で外資系企業へ転職した後も彼の人生は順調なのでしょうか。



外資系企業は給料が上がらない


5年後。僕も47歳になって、この会社にも7年勤続しているが一向に給料が上がらない。まぁ、外資系企業というのはそういうところだって聞いたことはあるけれど1円も上がらないってどうなんだろう… 別の外資系企業に勤める知人に聞くと「減らないだけマシだよ」だって。

子供たちも大きくなって17歳と14歳。3歳違いだから入学と卒業が一緒にきて色々と辛いけれども、大学卒業までの辛抱だね。学費については学資保険を厚めに掛けいていたから私立大学の医・歯学部とかに行かない限り問題ないだろう。


[収入]
夫(47歳)
45万円(ボーナス手取り250万円)
妻(44歳)
8万円

[ローン]
住宅ローン
(残23年)
15万円
(ボーナス時加算20万円)
自動車(残5年)
5万円(ボーナス時加算12万円)

[貯金]
毎月
3万円
ボーナス
80万円
現在の貯蓄額
1500万円



子育て完了!教育費を乗り越えた


給料が上がらないって嘆いてから8年。入社15年の現在も未だに一度も上がらない。ポジションは入社時よりはちょっと上がって次長だけれども給料は据え置き。ただ、1000万円を貰えるんだから悪くない。前職の国内企業は円高や不景気の煽りで業績不振に陥って僕の同期なんかは完全に早期退職対象者になってしまっているようだ。今の会社に早いうちに転職して大正解だったね。
今年で下の子も大学を卒業して就職したから子育て卒業ってところだね。学資保険にそれぞれ500万円ずつ加入して対策していたから、それほどお金の面では苦労しなかったけど、それでも貯金から全部で500万円は持ち出しちゃったね。さらに、この8年の間は塾代やら模試代やらで貯金もできなかったから家計は大丈夫かな。そろそろ自分達の老後を考えないといけない年齢になってきたな。
愛車のマカンも3年前にローンが終わったから、自動車も乗り換えた。もうこの年になるとやっぱりクラウンに乗りたくなってくるものだね。


[収入]
夫(55歳)
45万円(ボーナス手取り250万円)
妻(52歳)
8万円

[ローン]
住宅ローン
(残15年)
15万円
(ボーナス時加算20万円)
自動車(残10年)
4万円(ボーナス時加算9万円)

[貯金]
毎月
0万円
現在の貯蓄額
1000万円



リストラ対象!早期退職に応募する


あれから半年後、国内企業だけかと安心していた不況の煽りが我が社にも飛び火してきた。ある程度大きな規模の企業は、一旦業績が悪化すると立て直しに時間がかかる。我が社も例外ではないし、さらには外資系企業ということもあって人事面では相当ドライなんだ。給料が入社以来1円も上がっていないこともそのいい例なんだろう。社内の空気に緊張感が張りつめるなかで通達が出た。

「50歳以上の社員を対象に早期退職を募集する」

おいおい、思いっきり対象者じゃんかよ。少し前から社内で変な噂が流れていたんだよなぁ。もっと真剣に考えておけばよかった。ただ、割増退職金は1.5倍ということなんで僕の場合1000万円くらい貰えるようだ。無駄にしがみつくのはヤメて用意してもらった再就職支援企業のお世話になることにしよう。何事も早めに動くほうがいいに決まってるんだ。早期退職に応募しないで後々になって肩叩きにあったら退職金の割増もないだろうからね。

再就職先が決まらない


早期退職者募集発表の後、応募してから1ヶ月後には正式に退職となった。在職中から再就職支援で何社か受けたが自分がやりたい仕事には巡り会えず、未だに再就職先が決まらない。ただ、失業保険受給期間が会社都合だから330日と最長で受給できるから、約11ヶ月受給できるから安心だ。失業保険受給中は貯金は出来なくても生活は維持できる。いくらなんでも受給終了までには仕事も決まるだろう…


…と言いつつ、すでに8ヶ月が経過していてもうすぐ失業保険が貰えなくなる。わがままに仕事を選びすぎたのだろうか。
ただ、この歳で新しい業種にチャレンジするのは腰が引けてしまう。自分よりもずいぶん若い子たちに指図されるのも承服し難いところもあるしね。どこかの企業に勤めるのが難しいなら自分で事業を起こすこともありかもしれないね。


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マイホームを買ってもしっかり貯蓄ができているし二人の子供をしっかり大学卒業まで出させられていて、人生の三大支出のうちの住居費と教育費を上手く乗り越えているように見えるMさん。残る大きな支出は老後費用です。人生最大の支出も上手く乗り越えることができるのでしょうか…


後編へつづく



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老後破綻 仕事 再就職 定年 ボーナス払い



中編からのつづき


マイホーム購入と子供の大学費用まで資金面で対応できたMさん。
給料が高い世代になるとリストラの対象にもなってしまいます。割増退職金を受け取って転職したMさんの老後はどのようになっていくのでしょうか…


下請け企業に就職が決まった


独立して会社を起こそうかとも思ったけど、妻から大反対を受けて止めることにした。再就職支援では結局就職先が見つからず、前職のときに取り引きがあった下請け企業の社長に事情を説明すると「給料が下がっても良ければ定年までウチで働かないか」と言ってもらえた。いやぁ、本当に助かる…

僕も56歳になったから、この会社ではあと4年お世話になる。定年後の雇用延長はしないというオマケ付きだけどね。給料は600万円。ボーナス無しで毎月50万円。結構厳しい条件だけれど仕方ない。しかも、ローンの支払いにボーナス払いを組み込んでいるからローン加算時は大幅にマイナス家計になる。そこについては貯金でなんとか対応するしかない。定年後のことは今の会社に居れる残りの4年でなんとか考えよう…


[収入]
夫(56歳)
40万円
妻(53歳)
8万円

[ローン]
住宅ローン
(残14年)
15万円
(ボーナス時加算20万円)
自動車(残9年)
4万円(ボーナス時加算9万円)

[貯金]
毎月
4万円
現在の貯蓄額
1000万円+退職金1000万円



定年退職。ボーナス払いが重荷に…


あれから4年。とうとう僕も60歳になった。苦しんでいる僕を拾ってくれた今の会社とも今月でお別れになる。入社時の約束で退職金も無いし、雇用延長は希望しない。年金がもらえるまでの5年間をなんとか食いつないでいかなければ…

毎月の生活費で25万円、ローンの支払いで19万円が現在の生活水準だ。最後の会社での給料で家計はギリギリだった。何にしろわが家のしんどいところはボーナス払いだ。しかもこれからの5年間は無収入だから、ちょっとヤバイかもしれない。今までと同じ生活水準だと「44万円×5年=2640万円」になる。今持っている貯金よりも大きな額だ… 要するに、働かないわけにはいかないということだ。早速、仕事探しを始めることにした。


[収入]
夫(60歳)
0万円
妻(57歳)
8万円

[ローン]
住宅ローン
(残10年)
15万円
(ボーナス時加算20万円)
自動車(残5年)
4万円(ボーナス時加算9万円)

[貯金]
毎月
0万円
現在の貯蓄額
2000万円



警備員の仕事しかない…


生活のために仕事を探しているんだけれど、高齢になってからの仕事探しって本当に辛いね。求人は警備員の仕事ばかりで、それ以外って倍率が高いし少しでも若い人がいたらそれだけで採用されない。おかしいな、この歳でお金に苦しむ予定ではなかったんだが…

それと、生活を維持するために愛車のクラウンを中古の軽自動車に替えた。5年落ちのクラウンはある程度高値では売ることは出来たけど、ローンの残債と軽自動車購入費用で手元には残らない。ただ、自動車ローンがなくなっただけでも正解だね。

妻もまだ頑張って働いてくれているし、生活の水準もしっかり落としてなんとか毎月18万円で賄えるようにしたから、貯金から切り崩すのは毎月10万円。この水準が維持できれば5年間で600万円、それと住宅ローンのボーナス払い200万円を払ったら年金受給時には1200万円が残っている計算になる。


[収入]
夫(60歳)
15万円
妻(57歳)
8万円

[ローン]
住宅ローン
(残10年)
15万円
(ボーナス時加算20万円)
自動車
0万円

[貯金]
毎月
0万円
現在の貯蓄額
2000万円



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あれだけ高学歴で超エリートと言わしめたMさんですが、老後はそれほど平坦な道ではないようです。どこでMさんは道を誤ってしまったのか…一歩道を外れてしまったMさんの辿る将来にはどんなことが待ち受けているのでしょうか。


完結編へつづく



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