10年で総資産3000万円超|3人家族の家計管理、資産形成術

10年で作った資産は3000万円超。共働き40代夫婦と10代息子の3人家族。実生活から生まれた節約、貯蓄、家計管理、資産形成ノウハウを分かりやすくお伝えします。

タグ:共働き

家計診断


前編からのつづき


本業年収800万円、さらに副業収入400万円で世帯年収1200万円の持田家。赤字家計へと転落するには理由がありました。早速、振り返っていきます。

赤字転落は当然の流れ


もう一度、持田家の家族構成を書いておきますね。

51歳
48歳
第一子
公立高校3年生(17歳)
第二子
公立中学3年生(14歳)
第三子
公立中学1年生(12歳)


もうお分かりですか。。。 持田家は教育費の荒波がすでに押し寄せてきている家庭なんです。ましてや、第一子が大学受験を控えていることからそれ相応の対策が必要な時期なんですね。子供が3人もいるので、本業収入だけなら計画的に貯蓄をして事前に対策していないと乗り越えられない大波なんですね。そんな時に、副業収入という恵みの雨が降ったのにそれをしっかり浪費してしまっています。

そうなんです。持田家の失敗はあの自動車購入だったんですね。
第二子が私立高校へ入学したことは想定外であるものの、翌年には月額20万円も教育費が増加しています。郊外にマイホームを購入したことで将来、子供が一人暮らしするケースも考えられたわけですね。それを把握できていればあのタイミングでは自動車を買うことは避けていたことでしょう。

実は浪費家夫婦だったんです


そして、シングルインカムなので貯蓄をする余裕は元々少ないのに、実は持田夫妻は相当な浪費家だったんです。自動車を思い切って購入してしまう一面を見ても垣間見えてしまいますが、どうも以前から“家計管理”というものをしたことがないとのことでした。
ご自身が専業主婦を続けるのには働くことに抵抗があるも何も「そもそもお金を稼ぐのは男の仕事」という考えだったようです。子育てはするけどお金管理はご主人任せだったそうで、肝心のご主人も副業収入が大きくなったことで、将来お金に困ることは無いだろうと妄想してしまったようですね。

家計再建を懸けた金策


浪費家の持田さんですが、私に悩みを打ち明けてくれたのにはワケがありました。それは、我が家の家計の鬼への相談です。
ということで、これまでの話を夫に伝え、以下の提案をさせていただきました。

手取り月収
70万円(45万円+25万円)


住宅ローン
16万円(5000万円、35年、固定1.8%)
自動車ローン
10.5万円(800万円、7年、固定2.9%)
学資保険
3万円(1.5万円×2)
生活費
20万円
第一子仕送り
10万円
第一子学費
8.5万円(年間100万円)
第二子学費
8.5万円(年間100万円)
第三子塾代
3万円
支出合計
79.5万円


夫は3点の改善が急務だということを強く言いました。
1.自動車ローンを無くす
2.生活費の見直し
3.奥さんの収入


家計を蘇生させる!


夫が提案した内容は以下でした。

1.自動車ローンを無くす
まずは、持田さんの欲求の為に購入した輸入自動車。購入してから1年も経っていませんが売却を提案。800万円で購入した自動車ですが、買い取りにだすと600万円。1年で200万円の浪費となってしまいますが、売却金に150万円ほどを貯蓄から足して自動車ローンを清算してもらいます。

2.生活費の見直し
自動車を手放したことで生活費の中にあった駐車場代15000円が削減。そして、夫婦お小遣いで8万円あったものを5万円まで減額。さらに、外食費を1万円削減です。
これにより生活費は20万円→145000円まで圧縮できます。

3.奥さんの収入
そして、最後は収入自体を増やすことを考えてもらいました。
現在はご主人のシングルインカムで毎月70万円を得ていますが、さらにそこに奥さんの働きで5万円程度の収入を加算すると大幅に家計が改善します。週3日5時間程度(時給800円)の勤務を目安に頑張ってもらうことを提案しました。また、ご主人の副業収入が減らないようにしてもらうことが前提としてありますが。。。

以上3点を改善するとこうなります。

52歳
49歳
第一子
私立大学1年生(18歳)
第二子
私立高校1年生(15歳)
第三子
公立中学2年生(13歳)


手取り月収
75万円(45万円+25万円+5万円)


住宅ローン
16万円(5000万円、35年、固定1.8%)
学資保険
3万円(1.5万円×2)
生活費
14.5万円
第一子仕送り
10万円
第一子学費
8.5万円(年間100万円)
第二子学費
8.5万円(年間100万円)
第三子塾代
3万円
支出合計
63.5万円


毎月10万円以上貯蓄へ回すことが可能になりましたね。
第一子の教育費を負担しながらも10万円の貯蓄です。2年後には第二子が大学へ進学します。一人暮らしさえしなければこのままでなんとかなりそうですね。また、第三子が大学へ行く頃には第一子が独立しています。 老後資金の準備ができそうにありませんが、そこはご主人の能力で副業収入を伸ばしていただき持田さん自身も働けるだけ頑張ってもらいたいものですね。


いかがでしたでしょうか。
なんちゃって家計相談。収入があるのに貯蓄ができていない家庭には何かしら大きな浪費が隠れているものです。家計分析を行って浪費を一つひとつ見つけることができれば一気に改善できるのが、高収入世帯の特徴です。油断すること無く、有意義な人生になるように最低限の家計管理は重要です。ぜひあなたも浪費がないかチェックすることをオススメします!



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こんにちは☆のっち☆です。
シングルインカムの家庭から見ると収入面では羨ましい共働き家庭。今回は共働きなのにいろいろな意味で破綻した家庭をご紹介しようと思います。その家庭は近所のT家。T家が破綻していくまでのことを知人から聞いた話も混ぜて、知っている限り書いていきたいと思います。

T家との出会い


我が家とT家さんとの出会いは、かれこれ10数年前。子供が生まれ近所の公園で遊んでいたところにTさんも遊びに来ていたことからお付き合いが始まりました。
子供の歳も近く、親同士も年代が近いのでご近所ということもありよく話をするママ友になりました。お住いは同じ地区でT家はすでに2軒目の購入。駐車場や近隣とのトラブルもあって最初に買った都内のマンションを売りに出し、近所の分譲を購入されたそうです。
自動車についても「営業車」を自宅に「自家用車」を月極駐車場に止めて贅沢そのもの。当時の私から見ればそれはもう羨ましい限りでした。

当時の家族構成と所有車輌は以下の通りです。

家族T家☆のっち☆家
30代後半(正社員)20代後半(正社員)
30代後半(契約社員)20代後半(正社員)
第一子5歳(男)0歳
第二子2歳(男)
マイカー国産車+営業車営業車


T家自家用車 買い替え


3年後、ある日突然T家自家用車が「Audi」に変わりました。財政難真っ只中だった我が家にとっては驚きで「どんだけ稼げばあんな裕福な生活ができるんだろう…」ってよく夫婦で話していたことを覚えています。
さらに一家揃ってアウトドア派で夏は“海”冬は“スノーボード”とインドア派の我が家とは本当に正反対の優雅な暮らしぶり。一家での海外旅行も頻繁に行ってました。

そんな豪盛な生活はそれからも続きます。3年後に自家用車を乗り換え「メルセデス・ベンツ」。そして、またまた3年後…今度は「BMW」。。。 本当にどこからこのお金は出てくるのか不思議で不思議で…

同じ地区に不動産を買ったにもかかわらず、この自家用車の買い替えを見ているだけでも純粋に年収は我が家の2倍はあるんだと思い込んでしまうほどでした。

出会ってから6年後の家族構成と所有車輌

家族T家☆のっち☆家
40代前半(正社員)30代前半(正社員)
40代前半(契約社員)30代前半(契約社員)
第一子11歳(男) 6歳
第二子8歳(男)
マイカーメルセデス・ベンツ+営業車国産ミニバン


そんなT家がこのあと明らかに破綻の道を辿っていくとはこの時は思いもしませんでした…

後編へつづく



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前半からつづく

最初の変調は“家族ゲンカ”


みんなが羨むTさん家族。今思えば、やっぱり無理をしていたんだなと思います。。。
以下はT家隣りに住む共通の知人からの情報です。

知人がT家の変調に気づき始めたのは“家族ゲンカ”でした。
T家は夫婦共働きで、早く帰ってくる奥さんも18時くらいの帰宅でした。なので、小学生の子供達はまさに『カギっ子』。15時過ぎに帰ってくると、友達を家に呼んで“ドッタンバッタン”大はしゃぎ。うるささのあまり知人は家にいられないほどだったようです。 …なのに、いざ奥さんが帰ってくる頃には静かにいい子を演じるそうです。T家子供達の親に対する“いい子”ぶりは末恐ろしさを感じるほどのようでした。
そして、奥さんは帰ってくるなり毎日のように子供達を怒鳴り散らしていたそうです。子供への「しつけ」というより、仕事で溜まったストレスを子供で発散しているかのように…

そんな毎日がしばらく続いたある日、今度は“兄弟ゲンカ”。お兄ちゃんが弟に向かって怒鳴り散らします。『オラ~!てめぇ、殺すぞ!こらぁ!!』。弟は堪らず家を飛び出し、自転車を全速力でこいで逃げ出します。一人になった家でお兄ちゃんは『うおぉぉぉぉぉぉーーーーー!!』(笑)。知人は「本気でどこかに通報しようかと思ったよ」と嘆いてました。

その後は戦慄を感じる毎日


あのT家の変調を初めて感じてからの3年間。近所では本当に噂になるほど有名な家族になられました。最初は子供達への奥さんの叱責から始まり、その後は異常な兄弟ゲンカ。そして、最終形はご主人。
ピーピーピーっと帰宅したご主人が車庫入れする音が聞こえ、エンジン停止。ピピッとドアロックする音。ガチャ…バタンと玄関が開き、そして閉まる音。。。その直後から始まる

『おうおうおう!お前ら何やってんだよ!ひとつもできてねぇーじゃねーかよー!お前、昨日約束したじゃねーか!…チッ!あー、もういーや。お前頭丸めてこい!』

いやぁ、純粋に家庭が壊れています。もうそんな表現でしか表せないほどの家庭環境です。ある意味T家の話は近所では年中話題になるし、笑い話とともに流行りの「虐待」じゃないかと心配するほどでした。

そんなT家は現在どんな家庭環境になっているのでしょうか…

T家の“いま”


いくらお金があっても家庭が崩壊してしまうのではまったく意味がありません。ほどほどのお金と幸せに満ち溢れた家庭があってこその人生。我が家から見ると家庭としての大前提が崩壊しているT家のお財布事情はどうだったのでしょうか。

前回、両家の環境比較をしてから5年後(出会ってから11年目)の“いま”。こうなりました。。。

家族T家☆のっち☆家
50代前半(正社員)40代前半(正社員)
50代前半(契約社員)40代前半(契約社員)
第一子16歳(男) 11歳
第二子13歳(男)
マイカーBMW輸入車


上記の表では家計の苦しさは感じられません。でも、実体はこうでした。

家族T家☆のっち☆家
50代前半(正社員)40代前半(正社員)
50代前半(契約社員)40代前半(契約社員)
第一子16歳(男:私立高校) 11歳(男:公立小学)
第二子13歳(男:公立中学)
マイカーBMW:リース5万円/月輸入車:現金一括
住宅ローン残24年、毎月14万円残20年、毎月10万円
貯蓄額数百万円(推定)1,300万円



あれだけ優雅な生活を送っていたT家。共通の近所の友人経由で耳にした状況で比較すると実体は我が家よりも苦しい状況でした。しかも子供がすでに高校進学していて人生で3回しかない貯蓄時期の2回分はすでに過ぎてしまっています。今後T家には教育費の荒波に揉まれる大変な時期、大丈夫なのでしょうか?

原因とT家の今後


T家がこんな状況になってしまった原因は明白ですね。そう、貯蓄するべきときに贅沢をしまくったことです。現在の「住宅ローン」と「車輌費」だけを我が家と比較しても毎月9万円違っています。さらに一度上げてしまった生活水準はなかなか下げられないもので、おそらく毎月の生活費は我が家より上。これも推測ですが収入は我が家のほうが上なので、おそらく貯蓄はできず毎月黒字にするのが精一杯な状況なのではないでしょうか。

そんなT家の今後はまず、自家用車は「BMW → 国産中古車」をするようです。なぜ分かるかというと、T家に国産ディーラーのジャンパーを着た営業マンが“納車日”とか“車庫証明”とかの話を玄関先で大きな声でしていたそうですから。。。 また、第二子には公立高校を必須条件と言い聞かせているようです。これもママ友経由の情報です。これだけの状況証拠だけでも、T家は今、必死になって家計防衛策を練っているようですね。もっと早く、10年前からしっかり計画的にライフプランを考えた家計計画を作られていたならこんな事にはならなかったことでしょう。

あれほどたくさんあったアウトドア用品はT家には一切見当たらなくなりました。また、奥さんの帰りは毎日21時頃。そして、ご主人も平日だけでなく土日もほとんど見かけなくなってしまいました。T家が売り出される日もそう遠くはないかもしれませんね。



いかがでしたでしょうか。
ライフプランにおける貯蓄時期。このタイミングをしっかり把握しているか否かでこれほど違いが出てしまいます。みなさんはTさんを反面教師にしっかりと貯蓄計画を進行させましょう!




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