10年で総資産3000万円超|3人家族の家計管理、資産形成術

10年で作った資産は3000万円超。共働き40代夫婦と10代息子の3人家族。実生活から生まれた節約、貯蓄、家計管理、資産形成ノウハウを分かりやすくお伝えします。

タグ:住宅ローン

老後破綻 定年 入院 医療費 住宅ローン 



後編からのつづき


いよいよ人生の最終戦。定年後の仕事で苦労したMさんはお金に困らない老後を無事に迎えられるのでしょうか。最終章、見ていきましょう。


妻の定年と僕の入院


警備員の仕事を始めてから3年が経った。あぁ、何としたことだろう… 妻にも定年があることを忘れていた。彼女のパートも60歳で勤務終了になってしまった。これは完全に計算外だった。毎月8万円の収入がなくなるということは一気に厳しくなるぞ。

年金まで残り2年。1200万円残るはずの貯金が計算上は1000万円になる。わが家の家計は大丈夫か…

その半年後。今度は僕の体調が悪くなった。以前から患っていた糖尿病がとうとう悪化してしまった。血糖値が恐ろしく高くなっていて、検査後即入院となった。入院期間は14日間程度らしいから、それを勤務先へ伝える。ただ、この警備員の仕事は日給制だから休めば休むほど給料が貰えない。2週間も休むと給料は約半分になる。入院費用もかかるし、給料も減るしで踏んだり蹴ったりだ。やっぱり健康が何よりも財産なんだなってことが分かるよ。

年金受給開始


とうとう65歳になった。待ちに待った年金受給。月間20万円が貰える。
警備員の仕事もまだ続けられるんだが、糖尿病が重いためかどうしても働く気になれない。そうこうしているうちにシフトにも入れてもらえなくなってきた。まぁいい、年金で20万円も貰えるからね。

とはいっても、住宅ローンはあと5年も残っている。毎月15万円とボーナスで20万円ずつ。年間支払額が220万円だ。年金の年間受給額が240万円だから、20万円しか残らない。月にならすと16000円程度。これじゃ、なんの足しにもならないね。

毎月の生活費は18万円だから年間216万円。この内、20万円を年金から充てられるから約200万円を貯金から切り崩していく計算だ。残り5年だから1000万円、貯金も丁度1000万円だからなんとかなるかな。住宅ローンさえ無くなれば家計はプラスになるからね。


[収入]
夫(65歳)
20万円(年金)
妻(62歳)
0万円

[ローン]
住宅ローン
(残5年)
15万円
(ボーナス時加算20万円)
自動車
0万円

[貯金]
毎月
0万円
現在の貯蓄額
1000万円



住宅ローン完済も次なる問題が…


年金を貰い始めてから5年が経った。長く苦しい住宅ローンを完済したぞ。貯金もなくなったけど借金もなくっなった。これからは毎月黒字家計で過ごしていけるよ。本当に肩の荷が下りた。。。

そんなある日、僕の住む地域に台風が直撃した。今までは何事もなくやり過ごせたのに今回に限って窓のサッシから雨漏りを起こしたんだ。この家も築35年になるから、さすがに心配になって工務店を呼んで見てもらったら、窓枠のコーキングが劣化しているそうでコーキングの補修が必要だって。それには足場を組んで工事するんだそうだ。この家も今までロクにメンテナンスしてあげていないから傷んでいるらしい。実際に必要な工事費用を見積もりしてもらったら300万円かかるって。ただ、この歳になって住めなくなったら大変だと思ってリフォームローンを組んで工事してもらうことにした。

老後になってもお金でラクすることはできないのだろうか… ただ、2年前から妻も年金がもらえるようになったから、それでローンの支払いにも目処が立ったよ。


[収入]
夫(70歳)
20万円(年金)
妻(67歳)
6万円(年金)

[ローン]
リフォームローン(残5年)
56000円

[貯金]
現在の貯蓄額
30万円



妻が亡くなった…


それから1年後。なんと妻が僕を遺して亡くなった。早い!早すぎる!
僕は彼女に何もしてあげられなかった。。。ちくしょう!

わが家は家系の本家でもなくお墓も持っていないから慌てて作ることにした。それと、葬儀費用も300万円かかった。さらに、亡くなるまでの医療費で100万円くらいかかったんだ。彼女がいなくなるだけでも耐えられないのに、またもお金で苦しい思いになる。

実は、わが家は生命保険と言うものに加入をしていなかったんだ。若い頃は生命保険が怪しい商売に思えて加入しなかったし、年取ってから加入しようとしたときは保険料が高すぎて入れなかったからね。若い頃に最低限でも保険に加入していれば良かったよ。葬儀代はなんとか工面したけど、お墓代はまたもローン。あぁ、僕も早くそちらの世界に行きたいよ…


[収入]
夫(71歳)
20万円(年金)

[ローン]
リフォームローン(残5年)
56000円
墓石ローン(残3年)
30000円

[貯金]
現在の貯蓄額
0万円



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いかがでしたでしょうか。
Mさんの現役時代からの半生を追いかけてみました。年収も高く教育資金対策はしっかりしていたにも関わらず、これだけ老後に苦労されたMさんの家計管理はどこが行けなかったんでしょうか。老後のMさんを苦しめたのは「住宅ローン」「自動車ローン」「ボーナス払い」「高齢での無計画な転職」「貯蓄額が少ない」といった現役時代から続く複合的な要因です。どんなに高収入であろうと老後を見据えたライフプランが作れていないと、収入が一気に落ち込む老後にしわ寄せが来てしまいます。一度歯車が狂い始めると老後では立て直せないということが分かる事例ですね。あなたのライフプランを一度見直して無理な計画を立てていないかチェックしてみましょうね。



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家計改善 貯蓄体質 住宅ローン マイホーム



前編からのつづき



もう一度Oさん家計概要を書いておきます。

[家族構成]
Oさん(夫)
子供二人(5歳、3歳)

[収入]
42万円(税込年収650万円)
8万円(年収100万円)
※手取り額

[支出]
家賃
12万円
駐車場代
3万円
生活費
20万円
自動車ローン
5万円
クレジットカードリボ払い
1万円
合計
41万円

[貯蓄]
現金
300万円


返済できるローンは早期返済を


まず始めのアドバイスは貯金を使ってローンを全額返済するように提案。契約時金額の計算でも290万円で完済できますよね。さらに、おそらく自動車ローンは戻し手数料が発生しますから10万円くらいは安くなるはずです。また、貯金を使ってしまうことに不安があるのなら、家計が落ち着くまでマイカーを手放すことも提案をしました。Oさんは都内に住んでいてマイカーは土日に乗るだけ。そのためにローンと駐車場にお金を使っているわけですから、一気に家計改善を目指すのであればマイカーを手放すことが最善なわけです。
そして、クレジットカードのリボ払いもカードセンターへ電話して次回引き落とし時にリボ払い分を全額返済することを申し出するようにアドバイス。ムダな金利の支払いは浪費以外の何者でもありません。早急に家計から排除しましょう。

家計のムダを無くそう


ローンの見直しほど家計改善するのに手っ取り早いものはありませんが、それ以外では細かく生活費を改善していきます。

まずは携帯電話代
Oさん夫婦はdocomoのスマホで毎月15000円くらい支払っているそうです。反面、夫はMVNOの格安SIMを利用していますから、これを提案。Oさん自身も半年くらいまえからCMなどで知って気になっていたそうですが、いろいろと調べなくちゃいけなさそうだし面倒だとそのままでいたそうです。夫が画面を見せながら手順を教えてあげると、切り替えの簡単さに気づいて早速申込みをしていたそうです。

さらにはクレジットカードを積極的に使うことを提案。
「入金口座」「貯蓄口座」「決済口座」 最低限この3つの銀行口座をまずは必要と説明して、これさえ準備できればクレジットカードがお金を生むよと伝えたそうです。あとは何でもかんでも可能な限りクレジットカード払いをするだけ。年間300万円利用すれば、1.5%の還元で45000円も貰えるわけですからね。使わない理由が見つかりませんよね。

※ 関連記事
携帯電話代だけで毎月12,000円節約する方法
家計管理を成功へ導く。3つの銀行口座
クレジットカードでお金が生まれる考え方

Oさん家計が改善しました


[収入]
42万円(税込年収650万円)
8万円(年収100万円)
※手取り額

[支出]
家賃
12万円
生活費
19万円
合計
31万円

[貯蓄]
現金
150万円


Oさんは夫からのアドバイスを1週間で実行しました。
まずはクレジットカードのリボ払いを完済。マイカーは売却して今後はカーシェアリングを利用することにしたそうです。1年前に買ったマイカーは100万円にしかならなかったようですが、早期返済額が230万円だったので貯金から130万円を支出したそうです。これらの清算で150万円を貯金から拠出しましたが、以降は毎月19万円もの貯金が可能な家計へと大変身しました。つまり、年間200万円以上を貯金できる貯蓄体質に変身したわけです。

Oさんマイホーム購入


そして、驚きなのがその1年後。Oさんから連絡をもらった夫が驚きの話を聞いて帰ってきました。なんとOさんも都内に戸建てを購入したそうです。

住宅ローンは4500万円借りたそうです。35年払いで毎月15万円です。今までの賃貸マンションよりも3万円も高いですが駐車場付きなんだそうです。専有面積も40㎡から75㎡へ拡大。子育て環境も良いエリアに居を構えられたそうです。75歳まで住宅ローンを組んだことに夫が警鐘を鳴らして、「それでも繰上げ返済を積極的に実行すれば65歳までの完済も無理ではないよ」と伝えると、Oさんはまたも参考になったと喜んで帰っていったそうです。



いかがでしたでしょうか。
せっかく貯蓄体質になったのにマイホームをドンっと購入してしまうところはさすがOさんですが、住居費については長い目で見れば大きな失敗ではありません。賃貸に住んでいたとしても生きているうちは住居費用が発生するわけですからね。Oさんの次の目標は、前に泣く泣く手放したマイカーをもう一度所有すること。そして、住宅ローンの繰上げ返済を定期的に行うことだそうです。
どんなことでも将来の目標を持って生活していくということが重要なのではないでしょうか。目標を達成させるために人は色々と考えますからね。わが家も理想とする老後を迎えられるように目標に向かって頑張りますよ。



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こんにちは☆のっち☆です。
マイナス金利の現在、住宅ローンは未曾有の低金利時代へ突入しています。低金利を利用すれば予算オーバーで買えなかったマイホームも上手に手に入れることが可能です。今回は高額住宅ローンの審査がギリギリ通った嬉しさからマイホームを衝動買いしてしまった赤坂さん(仮名)のお話です。

住宅ローン審査|返済比率とは?


僕は赤坂(仮名)。38歳、IT企業でマネージャーをしています。妻と子供2人の4人暮らし。今は都内の賃貸マンションに住んでいます。上の子が小学生になる前になんとかマイホームを手に入れたいんだけど、業界の慣例もあり転職を何度かしている関係でなかなか住宅ローンの審査が満額で通らない。銀行担当者からは「勤続1年未満だと難しいんですよね」って冷たい返事。あぁ、どうにかならないもんだろうか。。。
我が家の概要は以下。

38歳(正社員:勤続1年未満)
35歳(パート)
長男
4歳
長女
2歳


[収入]
600万円
70万円
児童手当
30万円
世帯収入
700万円


[ローン]
自動車
250万円(5万円/60回払)


[貯蓄]
貯金
200万円



僕が住宅ローンの審査に満額で通らないのは勤続が短いだけじゃなくて、“返済比率”っていうものが厳しいらしい。一般的には住宅ローン支払いが収入に対する30%までに抑えるものらしいだけど、MAXで35%まではいけるようで、僕の場合、年収600万円だから年間返済額は210万円になるらしい。先日の申込みは4800万円(金利2.0%)の申込みで年間返済額が190万くらいなのに、それがダメってどういうことだ??銀行担当者からは自動車ローンを精算してくれればなんとかなりそうって言うんだけど…

すべての借り入れが影響する


よく分からないから理解できるまで銀行担当者にしっかり聞いてみた。
銀行では返済比率をすべての借り入れを合算して計算しています。なので、赤坂さんの場合は自動車ローンで年間60万円、クレジットカード払いで現在10万円、携帯電話(2契約)で年間6万円が既に借り入れているので住宅ローンを組める年間返済額は134万円が限度なんです」

…んん!? 携帯電話も入るのかよ!
どちらにしても自動車ローンをなくさないと限度額を超えてしまっているようだけど、今の貯金は住宅購入時の諸費用分で残してあるから使えないし、自動車ローンの精算は厳しいな。。。

そんなこんなで、欲しかった物件も売れてしまった… 次のチャンスを狙おう。


マイナス金利導入で住宅ローン金利が超低金利に!


数カ月後、日本銀行の黒川総裁バズーカ第3弾でマイナス金利導入が決まった。銀行の貸し出しを促進するためって、これは我が家にとっては追い風じゃないのか…

数日後、金融機関が住宅ローン金利引き下げたと不動産業者から連絡が入った。
「赤坂さん、変動金利が0.5%になりました!これなら審査いけるかもしれません。住宅購入をまた検討してください!」

0.5%ってすごいな。その金利でシミュレーションすると年間返済額が150万円まで圧縮される。金利だけで年間40万円も違うのか… 150万円ってことは前回の計算で考えるとクレジットカード払いと携帯電話を精算してしまえば収まるな。よしっ!

ついにマイホーム購入


0.5%という超低金利を利用して、とうとう我が家もマイホームを手に入れることができた。希望よりも少し郊外だが駅近で駐車場も付いていて理想に近い一戸建て、ほぼ即決状態だった。購入価格も建売物件で完成済みだったから、粘ったら表示価格より200万円値下げしてくれて4600万円(税込)。仲介手数料と引越し費用、そして新居の家具代で貯金の200万円はすべて無くなってしまったが、4600万円の住宅ローンが組めたから無事にお金が足りて、長男の小学校入学前に居を構えることができた。いやぁ、マイナス金利のおかげだね。

39歳(正社員:勤続2年)
36歳(パート)
長男
5歳
長女
3歳


[収入]
600万円
70万円
児童手当
24万円
世帯収入
694万円


[ローン]
住宅ローン
4,600万円
(11.9万円/月、35年、0.5%変動金利)
自動車
250万円(5万円/60回払)


[貯蓄]
貯金
0万円



金利が劇的に下がったタイミングを上手く捕まえられた赤坂さん。無事に住宅購入できたようですが、組んだローンは“変動金利”です。完済までの35年の間、金利上昇局面はないのでしょうか??

中編へつづく



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