10年で総資産3000万円超|3人家族の家計管理、資産形成術

10年で作った資産は3000万円超。共働き40代夫婦と10代息子の3人家族。実生活から生まれた節約、貯蓄、家計管理、資産形成ノウハウを分かりやすくお伝えします。

タグ:ライフプラン

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後編からのつづき)


無認可保育園に預けながら派遣社員として奮闘するHさんですが、収入から子育て費用を差し引くと手元に残るのは数万円です。ご主人の年収は550万円まで上がりましたが、学資保険や子育て費用の追加支出で貯金するまでは余裕を作れないらしいんです。
いよいよ年齢的にも待ったナシ。Hさん夫婦を待ち受ける将来はどんな形なのでしょうか…

子供の教育費対策


どんなに生活が苦しくても子供には惨めな思いだけはさせたくないものです。今はまだ小さい子供ですが順調に進んで大学を卒業する22歳のときは夫が67歳、私も64歳になっています。夫が雇用延長ができたとしても65歳までですから、完全に無職になっても学費を払わなくちゃいけないってことになります。

一応、子供が無事に生まれた直後に満期300万円の学資保険には加入しましたし、毎月貰える児童手当を全額貯金すれば200万円になるって聞いたので、それもしっかり貯金しています。計画通りに教育費の貯金ができてもこれで合計500万円。最低1000万円と言われている教育費は1000万円だから残りは日々の中から捻出しなくちゃいけないってことになりますね。

老後資金はどのくらい貯まる?


そして、結婚当初から気にしていた私達の老後資金ですが、子供が小学校入学してから毎月7万円は貯められるようになりました。中学校に入学してからは教育費の毎月負担分が少し上がったので5万円ほどになりましたが、小学校~中学校の9年間で大体700万円を貯金。持っていた300万円と合わせると1000万円です。

ただ、子供が高校生(15歳)になると夫が60歳定年になって、無事に雇用延長してもらえたものの年収は現役時代の6割程度。金額にすると360万円ほどになってしまいました。そして、私も派遣社員で50歳まで働けていましたがそれ以降は受け入れてくれる企業が見つからず派遣会社も紹介してくれなくなって、57歳の私は実質専業主婦のような毎日を送っています。貯金なんてできるわけもなく毎日の生活と子供の教育費を捻出することしか頭にはない状態で苦しいですね。

唯一、夫が定年の時に退職金を800万円ほど受け取れたので貯金自体は1800万円になりました。老後生活までこの金額を守りたいですね。

住居費が苦しい


わが家の住居は賃貸住宅です。夫婦二人の時はそれほど大きな家ではなかったんですが、子供が生まれたのをキッカケに家賃12万円のファミリータイプ賃貸マンションへ引っ越したんです。夫が現役で私も働けていたときはそれほど負担ではなかったんですが、夫が定年して私も専業主婦になってしまうと世帯年収360万円で毎月12万円の家賃ですから家計に占める住居費がとても大きくなってしまいました。ただ、子供がまだ高校生ですから簡単に引っ越すこともできませんし、せめて子供が独立するまではこの家に住んでいたいと考えています。


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42歳で子供を生んだHさん。生まれたときから分かっていたことですが、子供の教育費が一番大きくなるときに親の収入が減ってしまっています。高校入学時にご主人が定年退職ですから、大学入試準備と大学進学費用で一気に膨らんでしまう教育費に対応が難しいでしょうね。さらにHさん家では住居費が苦しさに輪をかけてしまっている状況です。
この状態でお子さんが大学卒業する頃にはどんな家計になっているのでしょうか…

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子供の大学卒業と私達の老後


子供が頑張って私立大学へ現役合格、無事に大学を4年間で卒業しました。大学へ支払った学費は4年間で500万円ほどだったんですが、大学受験のために予備校へ通い、入試を受けるまでで大体100万円かかっているので、高校3年~大学卒業までで600万円かかった計算になります。わが家もこのために必死で学費を貯めてきたが結局は不足して貯金を取り崩すことに…。
もし現役合格しないで浪人でもしていたら…、家から通えない大学で一人暮らしにでもなっていたら…と考えるとゾッとしてしまいますね。

わが家もようやく子供が独立して教育費から開放されました。ただ、夫は67歳、私も64歳。2年前から夫の年金で生活していますが当然家計は大赤字。なんせ年金なんて月額18万円くらいだし家賃で12万円払うから残りは6万円です。私達の生活費は15万円くらいかかるので毎月9万円の赤字だってことですね。毎月9万円の赤字ということは年間では120万円、帰省だったり突発的な支出を考えると+50万円くらいで年間170万円の赤字になってしまいます。

そんなこんなで夫が60歳のときにあった貯金1800万円は今では500万円まで減ってしまっています。僅か7年でこれだけ急激に貯金が減ってしまうと恐ろしいので、子供の独立を機にもう少し小さなアパートに引っ越して家賃を8万円まで抑えましたが、それでも年間赤字は100万円ほど。来年には私が65歳になるので年金が貰えてなんとか赤字が解消できそうですが、このまま続けているとわが家の家計はあと何年持つか不安で仕方ありません。今は健康で医療費とかはそれほどかかりませんが、歳を重ねるとどうしても病気がちになってしまいますしね。

私達夫婦が死ぬまでにあと数百万円しかないこの状況。どちらかが亡くなってしまったら葬儀代などで貯金も底をついてしまいますし年金受給額も下がります。この状況っていわゆる「老後破綻」と言うものなのでしょうか…





いかがでしたでしょうか。
晩婚・高齢出産の人生を歩んできたHさん。時間的な出遅れを気づいていながら最終的に老後破綻状態になってしまったのには原因があります。まずは独身時代の貯蓄額が二人とも少ないこと。40歳独身であればお互い1000万円ほどは持っていたいですよね。さらに加えると、Hさんが正社員ではなく契約・派遣社員だったこと。正社員なら受けられる育児休業取得や退職金などがゼロだった、また、復職に苦労している点も原因です。
晩婚・高齢出産が原因で老後破綻する確率が高くなるわけではありませんが、時間的に余裕が無いことも事実ですよね。1つの判断ミスが後々の家計破綻を引き起こしますから、何よりもライフプラン、キャッシュフロー表を大切に計画的に物事を進めていきましょうね!



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老後破綻 定年 入院 医療費 住宅ローン 



後編からのつづき


いよいよ人生の最終戦。定年後の仕事で苦労したMさんはお金に困らない老後を無事に迎えられるのでしょうか。最終章、見ていきましょう。


妻の定年と僕の入院


警備員の仕事を始めてから3年が経った。あぁ、何としたことだろう… 妻にも定年があることを忘れていた。彼女のパートも60歳で勤務終了になってしまった。これは完全に計算外だった。毎月8万円の収入がなくなるということは一気に厳しくなるぞ。

年金まで残り2年。1200万円残るはずの貯金が計算上は1000万円になる。わが家の家計は大丈夫か…

その半年後。今度は僕の体調が悪くなった。以前から患っていた糖尿病がとうとう悪化してしまった。血糖値が恐ろしく高くなっていて、検査後即入院となった。入院期間は14日間程度らしいから、それを勤務先へ伝える。ただ、この警備員の仕事は日給制だから休めば休むほど給料が貰えない。2週間も休むと給料は約半分になる。入院費用もかかるし、給料も減るしで踏んだり蹴ったりだ。やっぱり健康が何よりも財産なんだなってことが分かるよ。

年金受給開始


とうとう65歳になった。待ちに待った年金受給。月間20万円が貰える。
警備員の仕事もまだ続けられるんだが、糖尿病が重いためかどうしても働く気になれない。そうこうしているうちにシフトにも入れてもらえなくなってきた。まぁいい、年金で20万円も貰えるからね。

とはいっても、住宅ローンはあと5年も残っている。毎月15万円とボーナスで20万円ずつ。年間支払額が220万円だ。年金の年間受給額が240万円だから、20万円しか残らない。月にならすと16000円程度。これじゃ、なんの足しにもならないね。

毎月の生活費は18万円だから年間216万円。この内、20万円を年金から充てられるから約200万円を貯金から切り崩していく計算だ。残り5年だから1000万円、貯金も丁度1000万円だからなんとかなるかな。住宅ローンさえ無くなれば家計はプラスになるからね。


[収入]
夫(65歳)
20万円(年金)
妻(62歳)
0万円

[ローン]
住宅ローン
(残5年)
15万円
(ボーナス時加算20万円)
自動車
0万円

[貯金]
毎月
0万円
現在の貯蓄額
1000万円



住宅ローン完済も次なる問題が…


年金を貰い始めてから5年が経った。長く苦しい住宅ローンを完済したぞ。貯金もなくなったけど借金もなくっなった。これからは毎月黒字家計で過ごしていけるよ。本当に肩の荷が下りた。。。

そんなある日、僕の住む地域に台風が直撃した。今までは何事もなくやり過ごせたのに今回に限って窓のサッシから雨漏りを起こしたんだ。この家も築35年になるから、さすがに心配になって工務店を呼んで見てもらったら、窓枠のコーキングが劣化しているそうでコーキングの補修が必要だって。それには足場を組んで工事するんだそうだ。この家も今までロクにメンテナンスしてあげていないから傷んでいるらしい。実際に必要な工事費用を見積もりしてもらったら300万円かかるって。ただ、この歳になって住めなくなったら大変だと思ってリフォームローンを組んで工事してもらうことにした。

老後になってもお金でラクすることはできないのだろうか… ただ、2年前から妻も年金がもらえるようになったから、それでローンの支払いにも目処が立ったよ。


[収入]
夫(70歳)
20万円(年金)
妻(67歳)
6万円(年金)

[ローン]
リフォームローン(残5年)
56000円

[貯金]
現在の貯蓄額
30万円



妻が亡くなった…


それから1年後。なんと妻が僕を遺して亡くなった。早い!早すぎる!
僕は彼女に何もしてあげられなかった。。。ちくしょう!

わが家は家系の本家でもなくお墓も持っていないから慌てて作ることにした。それと、葬儀費用も300万円かかった。さらに、亡くなるまでの医療費で100万円くらいかかったんだ。彼女がいなくなるだけでも耐えられないのに、またもお金で苦しい思いになる。

実は、わが家は生命保険と言うものに加入をしていなかったんだ。若い頃は生命保険が怪しい商売に思えて加入しなかったし、年取ってから加入しようとしたときは保険料が高すぎて入れなかったからね。若い頃に最低限でも保険に加入していれば良かったよ。葬儀代はなんとか工面したけど、お墓代はまたもローン。あぁ、僕も早くそちらの世界に行きたいよ…


[収入]
夫(71歳)
20万円(年金)

[ローン]
リフォームローン(残5年)
56000円
墓石ローン(残3年)
30000円

[貯金]
現在の貯蓄額
0万円



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いかがでしたでしょうか。
Mさんの現役時代からの半生を追いかけてみました。年収も高く教育資金対策はしっかりしていたにも関わらず、これだけ老後に苦労されたMさんの家計管理はどこが行けなかったんでしょうか。老後のMさんを苦しめたのは「住宅ローン」「自動車ローン」「ボーナス払い」「高齢での無計画な転職」「貯蓄額が少ない」といった現役時代から続く複合的な要因です。どんなに高収入であろうと老後を見据えたライフプランが作れていないと、収入が一気に落ち込む老後にしわ寄せが来てしまいます。一度歯車が狂い始めると老後では立て直せないということが分かる事例ですね。あなたのライフプランを一度見直して無理な計画を立てていないかチェックしてみましょうね。



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前半からつづく

最初の変調は“家族ゲンカ”


みんなが羨むTさん家族。今思えば、やっぱり無理をしていたんだなと思います。。。
以下はT家隣りに住む共通の知人からの情報です。

知人がT家の変調に気づき始めたのは“家族ゲンカ”でした。
T家は夫婦共働きで、早く帰ってくる奥さんも18時くらいの帰宅でした。なので、小学生の子供達はまさに『カギっ子』。15時過ぎに帰ってくると、友達を家に呼んで“ドッタンバッタン”大はしゃぎ。うるささのあまり知人は家にいられないほどだったようです。 …なのに、いざ奥さんが帰ってくる頃には静かにいい子を演じるそうです。T家子供達の親に対する“いい子”ぶりは末恐ろしさを感じるほどのようでした。
そして、奥さんは帰ってくるなり毎日のように子供達を怒鳴り散らしていたそうです。子供への「しつけ」というより、仕事で溜まったストレスを子供で発散しているかのように…

そんな毎日がしばらく続いたある日、今度は“兄弟ゲンカ”。お兄ちゃんが弟に向かって怒鳴り散らします。『オラ~!てめぇ、殺すぞ!こらぁ!!』。弟は堪らず家を飛び出し、自転車を全速力でこいで逃げ出します。一人になった家でお兄ちゃんは『うおぉぉぉぉぉぉーーーーー!!』(笑)。知人は「本気でどこかに通報しようかと思ったよ」と嘆いてました。

その後は戦慄を感じる毎日


あのT家の変調を初めて感じてからの3年間。近所では本当に噂になるほど有名な家族になられました。最初は子供達への奥さんの叱責から始まり、その後は異常な兄弟ゲンカ。そして、最終形はご主人。
ピーピーピーっと帰宅したご主人が車庫入れする音が聞こえ、エンジン停止。ピピッとドアロックする音。ガチャ…バタンと玄関が開き、そして閉まる音。。。その直後から始まる

『おうおうおう!お前ら何やってんだよ!ひとつもできてねぇーじゃねーかよー!お前、昨日約束したじゃねーか!…チッ!あー、もういーや。お前頭丸めてこい!』

いやぁ、純粋に家庭が壊れています。もうそんな表現でしか表せないほどの家庭環境です。ある意味T家の話は近所では年中話題になるし、笑い話とともに流行りの「虐待」じゃないかと心配するほどでした。

そんなT家は現在どんな家庭環境になっているのでしょうか…

T家の“いま”


いくらお金があっても家庭が崩壊してしまうのではまったく意味がありません。ほどほどのお金と幸せに満ち溢れた家庭があってこその人生。我が家から見ると家庭としての大前提が崩壊しているT家のお財布事情はどうだったのでしょうか。

前回、両家の環境比較をしてから5年後(出会ってから11年目)の“いま”。こうなりました。。。

家族T家☆のっち☆家
50代前半(正社員)40代前半(正社員)
50代前半(契約社員)40代前半(契約社員)
第一子16歳(男) 11歳
第二子13歳(男)
マイカーBMW輸入車


上記の表では家計の苦しさは感じられません。でも、実体はこうでした。

家族T家☆のっち☆家
50代前半(正社員)40代前半(正社員)
50代前半(契約社員)40代前半(契約社員)
第一子16歳(男:私立高校) 11歳(男:公立小学)
第二子13歳(男:公立中学)
マイカーBMW:リース5万円/月輸入車:現金一括
住宅ローン残24年、毎月14万円残20年、毎月10万円
貯蓄額数百万円(推定)1,300万円



あれだけ優雅な生活を送っていたT家。共通の近所の友人経由で耳にした状況で比較すると実体は我が家よりも苦しい状況でした。しかも子供がすでに高校進学していて人生で3回しかない貯蓄時期の2回分はすでに過ぎてしまっています。今後T家には教育費の荒波に揉まれる大変な時期、大丈夫なのでしょうか?

原因とT家の今後


T家がこんな状況になってしまった原因は明白ですね。そう、貯蓄するべきときに贅沢をしまくったことです。現在の「住宅ローン」と「車輌費」だけを我が家と比較しても毎月9万円違っています。さらに一度上げてしまった生活水準はなかなか下げられないもので、おそらく毎月の生活費は我が家より上。これも推測ですが収入は我が家のほうが上なので、おそらく貯蓄はできず毎月黒字にするのが精一杯な状況なのではないでしょうか。

そんなT家の今後はまず、自家用車は「BMW → 国産中古車」をするようです。なぜ分かるかというと、T家に国産ディーラーのジャンパーを着た営業マンが“納車日”とか“車庫証明”とかの話を玄関先で大きな声でしていたそうですから。。。 また、第二子には公立高校を必須条件と言い聞かせているようです。これもママ友経由の情報です。これだけの状況証拠だけでも、T家は今、必死になって家計防衛策を練っているようですね。もっと早く、10年前からしっかり計画的にライフプランを考えた家計計画を作られていたならこんな事にはならなかったことでしょう。

あれほどたくさんあったアウトドア用品はT家には一切見当たらなくなりました。また、奥さんの帰りは毎日21時頃。そして、ご主人も平日だけでなく土日もほとんど見かけなくなってしまいました。T家が売り出される日もそう遠くはないかもしれませんね。



いかがでしたでしょうか。
ライフプランにおける貯蓄時期。このタイミングをしっかり把握しているか否かでこれほど違いが出てしまいます。みなさんはTさんを反面教師にしっかりと貯蓄計画を進行させましょう!




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