家計管理 実践マニュアル ライフプラン キャッシュフロー 表 



すでに“家計管理”というものを理解されているみなさんにはより実践的な内容に入ってもらいます。前回の記事で「家計管理の本質はライフイベントありき」ということが分かったと思いますが、今回はより把握しやすくするためのツールをご紹介します。

ライフプラン表を作ろう


家庭のライフイベントというものはみなさんの頭の中ではボンヤリと分かっているはずです。しかし、そのボンヤリとした状態が危険なわけです。「来年には結婚するぞ!」「3年後にはうちの子も小学生だなぁ」など近い将来はみんな見えているはずではないでしょうか。また、「10年後には家を買いたいなぁ」「老後の生活はお金に困らないだろうか…」など少し先の将来も夢や希望、不安としてお持ちだと思うんです。

それらの将来に起こる予定のイベントを一つの表として可視化するものが『ライフプラン表』です。この表には家族を時系列で並べて予定しているイベントを下記のように落とし込んでいきます。

家族の名前1年後2年後3年後4年後5年後6年後7年後
30歳31歳32歳33歳34歳35歳36歳
主任昇格
27歳28歳29歳30歳31歳32歳33歳
復職時短終了
第一子1歳2歳3歳4歳5歳6歳7歳
保育園
入園
小学校
入学


このライフプラン表はExcelで作成しましょう。列(縦)には時間軸、行(横)には家族を入れて、その歳に起きるイベントを書いていきます。そうすることで、これから先あなたの家庭で起きる出来事を目に見える形にすることができます。時間軸は年金が貰えるようになる65歳までで作成することをオススメします。

キャッシュフロー表を作ろう


『ライフプラン表』を作り上げると「将来のどのタイミングでどんなイベントがあってそれにはいくらくらいのお金を準備しないといけない」といった思考ができるようになります。家計管理を行う上ではそれらの見えている将来を時間軸とお金の側面でしっかりと把握しなくてはいけませんので、先程作ったライフプラン表の下部へお金に関する項目を追加していきましょう。イメージはこんな感じです。

項目1年後2年後3年後4年後5年後6年後7年後
収入(夫)300310350360370380400
  (妻)100150150150150150200
支出(生活費)300350355360365370380
  (一時支出)30
年間収支100110145150155160190
貯蓄目標(80%)8088116120124128152
貯蓄累計額80168284404528656808


まずは『収入』を書きます。特に注意したいのは手取り額で入力すること。実際に使えるお金(可処分所得)で考えなければこの表は絵に描いた餅になってしまいますからね。そして、毎月ほぼ定額が支出になる『生活費』と一時的な支出の『一時支出』に分けて入力します。生活費は食費、雑費、住居費、小遣いなどを一纏めの年額で入力です。家計費内訳についてはこの表に落としても良いですし、別表を作成しても良いと思いますよ。
最後に、収入と支出を差し引いた残額が『年間収支』です。理論的には貯金へ回せる可能額となりますが、そのままを貯蓄目標として置いてしまうと生活に余裕がなくなりますので80%程度を目標にして試算していきます。毎年の貯蓄目標額を累計していくと一番下段の数字になっていくというものです。

上記のサンプルでは僅か7年で800万円もの貯金が可能と出ていますね。こういった将来の貯蓄額が見えると貯蓄モチベーションが一気に高まる効果も見込めるわけです。また、65歳までの『ライフプラン表』を作ったのは現役引退するときの累計貯蓄額が分かるからです。老後資金に必要な金額が今のプランで達成できているかも一目瞭然なわけですね。



いかがですか。
まずはライフプラン表を作成して将来を可能な限り可視化、そこにお金の側面をプラスすると『キャッシュフロー表』が出来上がります。サンプルでは子供が小さい期間でしたが、これが高校・大学へ入学する時期のものになると教育費の一時支出が大幅に膨らんで赤字になる年度も出てきます。それを把握することが重要で、その年度は赤字になるからそれをカバーするために「今すぐ学資保険を始めよう」といった発想になるわけです。『キャッシュフロー表』のサンプルについては別記事『1年に一度の家計決算… 貯まる人の習慣とは』で紹介しています。

次回は積み上がった金融資産を管理する方法をお伝えします。


※家計管理実践マニュアル
 1.家計管理とは
 2.絶対に必要な2つの表
 3.金融資産管理表
 4.基本生活費の管理
 5.一時支出対策




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