相続 生前贈与 援助 世帯収入


前編からのつづき


総額7,000万円の新築物件を購入したタケシ君家族。旦那さんはちょっと年齢の離れた方ですが、それほど驚くことでもありません。もちろん歳相応の年収があるんだと思いますし、保育園に入園できるということはタケシ君ママもちゃんと働いているんでしょうから、収入面はすごいのかもしれない… と、いろいろと詮索しながらお付き合いをしていくといろんな事が分かってきたんです。

タケシ君家庭の懐事情


まず、旦那さんのお仕事は信用金庫職員。新卒で就職後、転職もせずその道一筋で勤めているそうです。そして、奥さんは近所のスーパーでパート勤務をしているそうです。わが家の夫の勝手な試算で推定世帯年収は800万円~900万円ってとこでしょうか。ポイントは奥さんが扶養の範囲で働いているという部分ですね。

旦那さんの扶養の範囲であれば、大体100万円程度の収入です。そして旦那さんも支店長ではないということですから、信用金庫ではこのくらいの水準ではないかと夫は試算していました。

世帯年収900万円で7,000万円の物件は買えるものでしょうか。。。
頭金1,000万円を投入し、6,000万円を35年の住宅ローン(2.0%)で借りたとしても毎月20万円ほどの返済になります。旦那さんの収入が800万円だとすると月収は50万円。手取りでは40万円ですから、その半分を住宅ローンに持っていかれる計算になります。

住居費比率50%… この家計は破綻してしまいます。

タケシ君ママはすごい倹約家


倹約家… 簡単に表現すると“どケチ”です。はい。。。
すごく良い人なんですよ。だから悪口を書いてるわけではないんです。でも、すごいケチなんです。


どれだけかと言うと…
 ◯ 雨水でマイカーを洗車する
 ◯ 保育園の父母会費を払わない
 ◯ 保育園のクリスマス会参加費(500円)が高過ぎると怒る
 ◯ 洋服は基本ユニクロ
 ◯ スーパーで働く理由は廃棄品をもらえるから


すごくないですか?やばくないですか?
ママ友の一人が雨水で洗車しているところに遭遇したらしいんですけど、すごく笑顔だったらしいです。また、別のママ友はクリスマス会を担当していて、参加費で手品とかお菓子詰め合わせとかを準備するのに一人500円徴収しようと提案したら「500円なんて高すぎる!せめて300円に抑えて!」ってマジギレされたそうです。子供が喜ぶことをしたいだけなのに…ってすごく落ち込んでましたね(笑)200円しか違わないのに~って。

7,000万円戸建てを購入できた理由


世帯年収がそれほど高くなく、奥さんが異様なまでの倹約家。それなのに7,000万円の新築戸建を買えるものなのでしょうか。実はココには購入ができた理由が隠れています。

それは… 親からの援助です。
現在は子や孫へ住宅資金を援助すると贈与税が決まった範囲で免除されるんです。その制度を利用してタケシ君家族は3,000万円の援助を受けたらしいんです。7,000万円のうちの3,000万円を援助してもらえるんですから、残り4,000万円を自分達で払えばいいわけですね。なんて羨ましい環境なんでしょうか。

つまり、同じ頭金1,000万円を投入すれば、3,000万円を住宅ローンで借りるわけです。返済額も毎月10万円程度。手取り月収40万円でも住居費比率は25%で健全な割合になります。

世帯収入は普通で、しかもすごい倹約家の家族が7,000万円の新築物件を買えたカラクリはこういうことだったわけですね。



いかがでしたでしょうか。
誰もが羨む新築物件を購入できた大きな要因は親からの援助でした。団塊の世代が高齢化してくる現在の日本では、このような親からの援助を受ける家庭も珍しいことではないかもしれません。親がある程度の資金を持っている場合、生前に上手に相続していかなければ無駄に相続税を取られてしまうだけです。家庭環境にもよりますが、この生前贈与については家族で時間をかけてゆっくり相談するべき内容なんだと思いますよ。



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