
こんにちは☆のっち☆です。
今回は私の友人、持田さんのお話をしたいと思います。持田さんはアラフィフで世帯年収も1,000万円を超えているのに、すごく金欠で悩まれています。先日、私がお聞きしたことを肉付けしてお伝えしたいと思います。
高収入なのにお金で困ってしまうのには何か原因が必ずあると夫は言います。みなさんと一緒に見ていきたいと思います。
持田家プロフィール
持田さんの旦那さんは出版社勤務で年収800万円。さらに、副業で400万ほど稼いでいるそうで、一馬力で1,200万円。子供が3人いることもあって奥さんは専業主婦です。
子供は大学1年生(文系)、高校1年生(私立)、中学2年生(公立)の3人。住まいは10年前に郊外に戸建てを5000万円で購入。住宅ローンは75歳まで続きます。
学資保険は18歳満期300万円に子供3人共に加入しています。
一般家庭よりも余裕があるように見える持田家。どうして苦しいのでしょうか。
家計の中身をチェック
聞き出せた費目で勝手に家計分析してみました。まず、固定費を…
手取り月収 | 70万円(45万円+25万円) |
---|
住宅ローン | 16万円(5000万円、35年、固定1.8%) |
---|---|
自動車ローン | 10.5万円(800万円、7年、固定2.9%) |
学資保険 | 3万円(1.5万円×2) |
生活費 | 20万円 |
第一子仕送り | 10万円 |
第一子学費 | 8.5万円(年間100万円) |
第二子学費 | 8.5万円(年間100万円) |
第三子塾代 | 3万円 |
支出合計 | 79.5万円 |
月収70万円もあるのに10万円の赤字家計なんですね。これは恐ろしい。。。
持田さん曰く「前年まではすごく余裕があった」そうなんです。ではこの1年の間に何があったのか1年前から見ていきましょう。
副業収入で黒字家計だった
以下が1年前の持田家の家計です。
夫 | 51歳 |
---|---|
妻 | 48歳 |
第一子 | 公立高校3年生(17歳) |
第二子 | 公立中学3年生(14歳) |
第三子 | 公立中学1年生(12歳) |
手取り月収 | 70万円(45万円+25万円) |
---|
住宅ローン | 16万円(5000万円、35年、固定1.8%) |
---|---|
学資保険 | 4.5万円(1.5万円×3) |
生活費 | 20万円 |
第一子予備校代 | 5万円 |
第二子塾代 | 3万円 |
第三子塾代 | 3万円 |
支出合計 | 51.5万円 |
持田さんが言うとおり、ご主人のシングルインカムなのに毎月20万円近くの貯蓄が可能ですね。本業収入のみでは45万円で少し足りていないものの、副業収入が25万円もあるおかげで生活が潤っています。この副業収入はこの年にやっと軌道にのったようでそれまでは毎月5万円程度の収入だったそうです。なので、生活に余裕があるようにみえるのは副業収入が一気に上がったからなんですね。
副業収入で高級車購入
1年前に副業収入が一気に上がったおかげでご主人の気持ちが緩んだのでしょう。20万円を超える副収入が安定してきた中で、念願の外車を購入したそうです。
当時の想いを持田さんはこう言います。
「主人の副業収入が毎月20万円を超えて数ヶ月、私としては不労所得的な感覚になっていましたね。ですから、収入の半分の10万円くらいで自動車を買ってもいいのかなって。本業をやりながら、これだけの副収入を作った主人自身へのご褒美だと思ってました」
確かに、ご主人が寝る間も惜しんで副業を1年以上続けてきた結果ですから、そう思う持田さんの気持ちはとても理解できるものですね。
持田さん自身は3人の子育てのために、第一子出産を機に退職。以降は子育てに翻弄される日々を過ごされていたそうです。お子さんが高校・中学へと進学するにつれ手がかからなくなったものの、家の外で働くということから20年近く離れていることから、働きに出ることに抵抗があって踏み出せなかったようです。ご主人も副業収入の獲得に成功したこともあり無理に働かせなかったようですね。
しかし、持田家の1年後は冒頭の大赤字家計へと転落してしまいます。
もう原因はお分かりだと思いますが、より詳しく見ていきたいと思います。
(後編へつづく)


