
(前編からのつづき)
金融ブラック卒業方法とは!?
の「金融ブラックを卒業する方法を具体的に教えてよ。すごく興味あるな…」
黒『あくまでも彼女の推測なのでもちろん絶対じゃないんですけど、CICに登録されている5年が過ぎて情報が消えた頃に携帯電話を分割で買うんです。携帯電話の分割払いもショッピングローンになるのでCICに登録されます。携帯電話の分割が無事にできたら、スピード発行を売りにしているクレジットカードに申込みます。例えば、マ◯イの赤いカード。今は違うカード名だっと思いますが…』
の「携帯電話を分割で買って、クレジットカードの申込みをすれば卒業できるの?」
黒『要するに、金融ブラックの間は新規の契約がまずできないので、CICには契約情報が全く無い状態になるはずです。それを金融機関が見ると“今どき携帯もクレカも無いなんて、この人過去ブラックなんだな”って推測されるようなんです。だから、悪い情報が無くなったタイミングで比較的契約しやすいものから順番に契約して、CICへキレイな情報を登録していくんだそうです』
の「あっ!なんかそれ聞いたことがある。“クレジットヒストリー”ってやつでしょ」
黒『そうそう、それです。金融ブラックになってしまったら、まずは問題の契約を清算して、5年間はじっとガマン。そして、汚れ情報が消えたら徐々にクレヒスを回復させていくんだそうです』
の「なるほど、理にかなっている気がする。そうやって卒業するんだね」
黒『できるかどうかは不明ですが…(笑)』
自分の個人信用情報を見てみよう
の「でもさ、5年経って汚れ情報が消えてるかどうかってどうやって分かるの?」
黒『それはですね、CICへ直接、情報の開示を請求するんです』
の「おぉ、なるほど。正面突破だね(笑)」
黒『そうです。有料で1000円かかるんですけど、自分自身の個人信用情報の開示ならネット上から手軽にできますんで…』
の「そこで確認して、情報がまったく出てこなかったら消えてるってことなんだ」
黒『そういうことになると思います』
世の中、信用取引で溢れている
の「それにしても、やっぱりクレジットカードが使えないと不便だよね」
黒『ですね~。だって、帰省するときのJR切符もネットで予約できないんですもん』
の「それってさ、毎回自動券売機で買うかみどりの窓口に並ぶしか無いってことでしょ。キツいね。」
黒『最近はネット会員限定で割引き切符売ってたりしてるんで損もしますし、会社の出張手配するのもわざわざ現金握りしめてコンビニ払いしてるんでなんとかしたいですね』
の「ネットがこれだけ普及しているから決済方法もどんどん進化してて、そこで利用されるのが個人信用情報を根拠とした信用取引だからね。これからの時代、金融ブラックだと不便極まりない、生活上で相当な痛手になるよね」
黒『はい。クレカの審査も通らないんじゃ、住宅ローンなんて絶対組めませんし、自動車欲しくてもマイカーローンも使えない、将来子供ができて教育費を借り入れしたくてもできないし、何よりも大人として恥ずかしいですから。』
いかがでしたか。
金融ブラックからの卒業。以下に黒山君から聞いた話をまとめてみます。
[黒山流 金融ブラック回復方法]
● CICでの情報保有期間(5年間)を経過後、クレジットヒストリー(取引実績)を作る
1.CICへ情報の開示請求を行う(http://www.cic.co.jp/)
2.登録情報がないことを確認
3.携帯電話の分割払いにて契約する
3-1.契約できた:次のステップへ
3-2.契約不可:しばらく自粛し、後日再チャレンジ
4.流通系クレジットカードへ申込み(スピード発行もの)
4-1.発行できた:次のステップへ
4-2.発行不可:しばらく自粛し、後日再チャレンジ
5.クレジットカード払いを1年程度、口座引落にて正常払いを徹底
※毎月請求があるようにカードを利用。数百円でもOK
6.少額(20~30万円程度)のショッピングローンに申込み
6-1.審査OK :契約し、正常支払いを徹底。次のステップへ
6-2.審査NG:クレジットカードの実績を継続し、限度額アップ交渉を随時行う
7.高額(200~300万円程度)のマイカーローンに申込む
7-1.審査OK:金融ブラック卒業!
7-2.審査NG:クレヒス作成に邁進
黒山君から聞けた内容をまとめてみました。卒業までにかかる時間は早くて7~8年だそうです。一度ブラックになるとそれだけの期間が必要になってしまうんですね。ただ、そもそも論を言ってしまえば、金融ブラックにならなければいいだけです。金融機関との約束した支払いを約束通り実行するだけなので難しいことではありませんよね。
約束を守れるかどうか… それは金融機関だけがその切り口からあなたを見ているわけでは無いと思います。人間的ブラックになって辛い人生を過ごさないよう気をつけたいところです。
※本記事は内容を保証するものではありません。


