子育て マイホーム 転職 メンター



前編からのつづき


前編ではN君が結婚するまでを追いかけてみました。「結婚式はクレジットカードを使え」「結婚したら家計を握れ」とアドバイスしている我が夫は何者なんでしょうか(笑)

N君に第一子ができたよ


そんな薄っすらと夫をリスペクトしているN君ですが、幸せな新婚生活と共にめでたく子供ができたそうです。それまで共働きだった奥さんは産休に入り、出産後は育休を利用して子育てに専念しているそうです。

年収450万円のN君は毎月23万円ほどの手取りです。そこに奥さんの収入18万円が加わって世帯手取り40万円ほどで生活をしていたのに、産休や育休に入ると一気にシングルインカムになります。N君の23万円と奥さんの手当で5万円~10万円です。一気に生活水準が下がってしまいますが、これまたN君は夫のアドバイスでこの危機を乗り越えます。

それは“奥さんを実家に帰らせて家計の支出を極限まで下げる”というもの。
N君の奥さんは北関東出身、N君自身も関西出身なので両親が助けに来てくれることは期待できない中で、出産間もない奥さんを家庭においておくのはお金だけでなくN家にとってはあまりにも負担が大きかったそうです。そこでN君は「実家に帰って義母・義父に助けてもらおうか…」と奥さんに提案して里帰り出産をするように勧めたんです。そうすることで、N君自身も奥さんがいれば極限の節約はできなくても自分一人であればなんとでもなると思って、徹底的に生活を切り詰めたみたいですね。

N君がマイホームを買うらしい


そして、子供が生まれて1年後のこと。奥さんと子供が無事に帰ってきたN君から家を買おうかと考えていると相談があったそうです。
そもそも“持ち家派”の夫は即答で「買ったほうがいいよ。戸建てをね」とアドバイス。「駐車場代がかからない」「アパートよりも生活音が静か」「ローン支払いも家賃と大して変わらない」「生活の基盤ができる」など、N君の現状と比較して考えられるメリットを並べて購入意思を固めさせたそうです。

さらに、「仲介業者はこうやって見つけるんだ」「建売物件の立てる前のヤツを買え」「今は考えていなくても売る時のことを考えて物件を選べ」とアドバイスしたそうです。 (…ほんと、この人何者なんでしょうか。。。)

確かに、不動産購入に失敗していない現状のわが家の不動産事情を聞いたN君からすれば信じることのできる経験者からのアドバイスですから素直に行動に移せたようですね。まずは信頼できる不動産屋をしっかり探し、時間をかけて希望エリアからの建売物件が出るのを待ち、数カ月後に不動産屋から話が出た瞬間に契約したそうです。
購入した時はN君が35歳。35年の住宅ローンを組んで70歳完済です。その完済年齢に不安のあったN君へ夫は「5年位は繰上げ返済すればすぐに縮まるから平気でしょ」と伝えて安心させたらしいです。まぁ、実際のところ3,000万円を2.0%で借りた場合、5年後に350万円の繰上げ返済ができれば返済期間を5年間短縮できます。5年後に350万円ですから、年間70万円です。奥さんが復職した共働き家計のN家ではまったく無理のない金額です。

N君が転職しました…


それから1年後のこと、定例飲み会の席でN君が夫に「転職しようと思います」と伝えたそうです。

夫は「あっ、やっぱり?」って答えたそうです。
というのも、夫自身もその数年前にその会社を退社して転職していましたから、N君が後に続いた形でなんですね。勤務先が変わっても飲み会が定期的にあるということのほうが私には驚きでしたが…

そしてN君から聞いた退職日予定は6月末。「ボーナスを貰ってから辞めようと考えています」というN君に夫は「う~ん。あと1ヶ月伸ばしたら?」と。なぜ?と聞くN君に「総務部がボーナスの入金処理を完了するまで言わないで終わったタイミングで退職願を出すんだよ。辞めるのが分かってる奴に満額はくれないでしょ」と実体験も踏まえて教えたそうです。

会社を退職するとき“円満退社”を誰もが目指します。ただ、実際のところは“円満”なんてあり得ないんです。今後、関係がなくなる人間と円満な関係性を築く必要が職場の上司にも会社にもありません。雇用されるということは労働をお金で買ってもらっているような関係ですから、遠慮せずに契約した雇用条件(就業規則など)に則って正々堂々と主張するべきなんですね。あくまでも冷静に粛々と主張することが必要ですよ。そう主張することで会社側が嫌がらせをすることもできませんが、転職先が同業であったりすると変な噂を流されたりもしますからやり過ぎには注意が必要です。



いかがでしたでしょうか。
別々の会社になっても交流の続くN君。無事に転職に成功して年収も100万円以上あがったそうです。そして、現在のN君は「住宅ローンの繰上げ返済」と「資産運用」に注力中。転職に成功したおかげで住宅ローンを60歳完済にまで短縮させると意気込んでいるみたいですね。N君にとっては夫がぴったりのメンターだったのでしょうね。ぜひみなさんも身近なところでメンターを見つけられたらいいですね。



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